寝顔の真実 by Ryujin
きみの寝息にあわせて
僕はそっと呼吸をする
きみに気づかれないように
僕はそっとキスをする
きみが目を覚まさないように
僕はそっと髪をなでる
きみが寝たふりをしているから
僕は気づかないふりをしつづけよう
<後記>
実はこのようなことは、誰もが経験したことがあるのではないだろうか?
自分がした経験?自分がされた経験?・・・
僕はされる方が好きなのである。
そっけなく寝たふりをしていると、そっとキスをされたり、寄り添ってきたり・・・
僕が寝たふりをしていることに気づいているのかどうかわからないけど、
そんな自然と言うか、素直な感情がとてもいとおしく感じるのである。
だからそんな時は、そのひと時を寝たふりをして楽しむことにしている。
しかしこの戯言のようなことは、僕は絶対しない!!
なぜなら、もし彼女が寝たふりをして目でも開けようものなら、
耐えられないぐらい、すごく恥ずかしいからだ・・・
もしするのであれば、その時は事前に彼女には睡眠薬を飲ましておこう!